本物の味は完璧な栄養素があってこそ

この頃は各家庭で子ども達が野菜嫌いになっています。それはまずいからです。本物の野菜を食べさせると、喜んで食べます。ミネラルや、アミノ酸、核酸、ビタミン含量が調っていて美味しいからです。しかも食べた後の口内が快適です。作物は、過去の栄養学が考えていたように、単なるカロリーの供給源ではありません。作物それぞれに備わった完璧な栄養素があってこそ、その作物の特異な美味しさ、香り、こくがあるのです。現在はそれが消えてしまいました。

「土といのち」微量ミネラルと人間の健康 中嶋常允 著

著者の中嶋常允とどむ氏は、「健全な土づくりと健康でおいしい作物づくりを支える技術と製品を提供し、食を通じて人々の健康と生命いのちに貢献する企業体を目指す」という企業理念をもった株式会社生科研の創業者です。

土を分析し、栄養バランスを整える手法・中嶋農法を各地に説いてまわり、この農法で栽培された健全で美味しい農作物は市場や大手スーパーで販売されています。

土壌とは単に岩石が風化したものではなく、多種多様な生物が生命のサイクルの場として関わりながら作り上げたもので、そこはまさに生命に不可欠な養分をバランスよく備蓄した生命の宝庫だといいます。

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